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ソフト販売の世界ネットワーク構築を目指す「Avanquest」

» 2004年04月21日 12時07分 公開
[IDG Japan]
IDG

 「ソフトパブリッシャーのグローバルネットワーク」拡大をうたい、仏パリを本拠とするBVRP Software Groupは4月20日、世界各国の子会社の名称を「Avanquest」に変更すると発表した。同時に、現在21カ国で提供している製品サービスをさらに発展させるため、新たな幹部2人を任命した。

 通信ソフト開発会社としてスタートしたBVRPは、昨年6月、米・英・仏の子会社からなるソフトパブリッシャーグループとしてAvanquestを立ち上げた。その後、ドイツにも子会社を設置、さらに北米、欧州、アフリカ、アジアでもソフトのローカライズ、サポート、マーケティング、ディストリビューションサービスを展開する目的で、各社とアフィリエート契約を結んでいる。

 Avanquestのブランドを掲げる子会社とアフィリエート各社は、それぞれの地域市場での経験と流通パートナーとの関係を生かし、世界各地のデベロッパーから、それらデベロッパーが開発したソフトの販売を請け負っている。台湾のDVD編集ツールメーカー、Cyberlinkのような、ある程度の規模の会社もAvanquestと契約を結んでいるが、Avanquestは特に、一つか二つの製品しか持たない小規模なデベロッパーにとって大きな力になると、Avanquest USA(旧社名Elibrium Software)のクリシティーナ・シーライCEOは説明する。

 例えば米Tenebrillは、以前、自社製品GhostSurfを自力でオンライン販売していたが、Avanquestと契約することで小売店でも製品を売れるようになった。

 シーライ氏によるとAvanquestの次なる拡大目標は南アフリカにパートナーを持つことだという。

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