IBM、サービス指向アーキテクチャの新製品とサービス

[ITmedia]

　米IBMは4月21日、サービス指向アーキテクチャ（SOA）の構築を支援する新ソフトとサービスを発表した。

　IBMによると、SOAでは再利用可能な標準インタフェースを組み合わせて社内および社外の顧客やサプライヤーのアプリケーションを統合でき、状況の変化に応じたITインフラの対応が迅速かつ容易になる。

　「WebSphere Business Integration Server Foundation」は、サービス指向のアーキテクチャ内でアプリケーションを構築・統合するためのソフト。大手ベンダーの先陣を切ってビジネスロジック実行のための標準規格「Execution Language」をネイティブサポートしたとしている。このソフトでは顧客が既存のWebサービスおよびパッケージアプリケーションから再利用可能なサービスを構築できるほか、サービス同士を組み合わせてビジネスプロセスをソフトアプリケーションと連携させることが可能になる。

　一方、グローバルサービス部門が提供する「IBM Assessments for Services Oriented Architectures」は、顧客のSOA導入計画について機能および技術的な側面からの評価を支援する。

　このほかレガシーデータの利用価値を評価する「Application Renovation and Integration for Services Oriented Architectures」、全社的なビジネスプロセスの全体像を描いて個別の業務に分割する「Component Business Modeling」などの新サービスも発表された。