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2スピンドルのInterLink XVシリーズが登場

» 2004年04月26日 15時00分 公開
[ITmedia]

 日本ビクターは携帯利用を重視したミニノートPC「InterLink」の新シリーズ「InterLink XV」2モデルを4月26日に発表した。価格はどちらもオープンだが予想実売価格は、超低電圧版Pentium M/1GHzを搭載した上位モデル「MP-XV831」で24万円前後、超低電圧版Celeron M/800MHzを搭載した「MP-XV631」で21万円前後。出荷開始はMP-XV831が6月上旬、MP-XV631が5月中旬の予定。なお、従来の1スピンドルモデル「MP-XP7310」シリーズも継続して販売される。

InterLink XV

 InterLink XVは、光ディスクドライブを本体に内蔵した2スピンドルマシン。上位機種のMP-XV831はDVDマルチドライブ(書き込み速度はDVD-ROM/-RW/-Rで最大2倍速、CD-RWで最大12倍速、CD-Rで最大16倍速)を搭載する。

 MP-XV831とMP-XV631の違いは、先に触れたCPUとこの内蔵ドライブのみ。無線LANコントローラにIntel PRO/Wireless 220BGを搭載し、IEEE 802.11b/gをサポート。チップセットはIntel 855GMEを採用し、ハードディスク容量は40Gバイト。

 メモリは標準で256Mバイト(最大768Mバイト)とWindows XP HomeEditonインストールマシンとしては、メモリの少なさが気になるが日本ビクターでは「これで十分」と説明している。

 InterLink XVは、AV機能を充実させることで、それまでの「モバイルヘビーユーザー」だけでなく、より幅広いユーザーへの普及を目指している。そのため、AV機器的操作で目的の処理が実行できるように、ボリュームスイッチやDVD/CDの操作キーを設置し、PCアプリやDVD-Videoの鑑賞など、利用形態よって液晶の輝度を3段階に調節したり、サラウンドエフェクトを切り替える専用のボタンを用意している。

 InterLink XV用バッテリーとして長時間駆動の大型バッテリーパック「BN-LL23」(価格3万1500円、シャープ評価で6.7時間、JEITA 1.0テストで5.5時間)と、小型のバッテリーパック「BN-LS13」(価格1万5750円、シャープ評価で3.1時間、JEITA 1.0テストで2.6時間)が用意されているが、本体に同梱されるのはBN-LL23。本体重量はBN-LL23搭載で1.470キロ(BN-LS13搭載で1.135キロ)。なお、BN-LL23搭載でDVD-Videoの連続再生は約3時間程度と日本ビクターは説明している。

 光ディスクドライブを搭載したことで、添付ソフトにライディングソフト「B's Recorder GOLD BASIC」やDVD再生ソフト「WinDVD 5 for Victor」が新たに加わり、動画編集ソフト「Pinnacle VIDEO STATION 9 SE」は自動カラー補正&ノイズ除去など新しい機能がサポートされた。

 オプションとしてポートリプリケータ「MP-DPX1」(価格3万1500円)が用意され、USB 2.0×4、VGA、100BASE-TX、光オーディオ出力がサポートされる。

製品名InterLink XV
型番MP-XV831MP-XV631
CPUULV Pentium M/1GHzULV Celeron M/800MHz
メモリPC2700/256Mバイト(最大768Mバイト)
HDD40Gバイト
ドライブDVDマルチドライブCD-R/RW&DVD-ROM
グラフィックスIntel 855GME
無線LANIEEE 802.1b/g
スロットPCカードスロット(TypeII×2)、SDカードスロット×1
主なインタフェースUSB 2.0×2、IEEE 1394×1、100BASE-TX
OSWindows XP HomeEdition
サイズ235(幅)×214(奥行き)×43.2(高さ)ミリ
重さ1.47キロ
ディスプレイ8.9インチTFT液晶ディスプレイ(1024×600ドット)
バッテリー駆動時間最長6.7時間(JEITA 1.0 5.5時間)
実売予想価格24万円前後21万円前後

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