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BMC、Marimbaを買収

» 2004年04月30日 08時14分 公開
[ITmedia]

 米BMC Softwareは4月29日、ソフトメーカーMarimbaの買収計画で合意したと発表した。

 買収金額は1株当たり8.25ドルで、総額約2億3900万ドル相当。Marimbaの現金残高を勘案すると実質買収金額は約1億8700万ドルとなる。4〜6月期中に買収完了の見通し。

 Marimbaはソフト変更と設定管理製品/サービスを提供、企業のIT資産管理、効率性向上、ITコスト削減に利用されている。

 今回の買収によってBMC Softwareのビジネスサービス管理(BSM)製品が強化されるとともに、主要技術とプロセスを組み合わせて顧客が抱える問題への対応強化が図れるとBMCは説明。BMCのRemedy事業部が提供しているITサービス管理製品と、Marimbaの発見/プロビジョニング製品は本質的にフィットするもので、相互の機能拡張になるとしている。

 「Marimbaの製品は、BMC Softwareの基幹技術およびRemedy製品を補完するものであり、これが組み合わさることで、プロセスベースの資産/変更管理機能とポリシーベースの発見/パッチ管理/ソフト配布機能が統合され、完全な変更/設定管理製品を一つのベンダーから提供できる」と、Marimbaの社長兼CEO、リッチ・ワイコフ氏は述べている。

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