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オリンパス、映像・医療事業を分社化

» 2004年05月10日 16時33分 公開
[ITmedia]

 オリンパスは5月10日、映像と医療の両事業を10月1日付けで分社化すると発表した。本体は事業持株会社として経営を統括、意志決定と事業スピードの向上を図る。

 映像事業は10月1日付けで設立する「オリンパスイメージング」への分社型新設分割とし、医療事業は4月27日に設立した「オリンパスメディカルシステムズ」に分社型吸収合併する形で分ける。新設会社の資本金はオリンパスが全額出資し、それぞれ10億円。6月29日に開催する定時株主総会の決議を経て正式決定する。

 映像事業会社は、現在の社内カンパニー「映像システムカンパニー」を、医療事業会社は「医療システムカンパニー」をそのまま受け継ぐ形。事業持株会社には間接部門のほか、「研究開発センター」「ライフサイエンスカンパニー」「産業システムカンパニー」などが含まれ、グループ戦略立案や新規事業の開拓などを担当する。

 同社は2001年4月に社内カンパニー制を導入した。分社化で各部門の権限と事業責任を一層明確にする。本年度策定予定の中期計画は新組織を前提として編成する。

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