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IBM、仏にオンデマンドセンター開設

» 2004年05月14日 08時57分 公開
[ITmedia]

 米IBMは5月13日、仏モンペリエに欧州初のDeep Computing Capacity on Demandセンターを開設したと発表した。IBMのオンデマンドセンターは米ニューヨーク州ポキプシーに次いで2カ所目。インターネット経由で顧客向けに、スーパーコンピュータの処理能力を提供する。

 モンペリエのセンターではAIXまたはLinuxを搭載したeServer pSeriesサーバと、LinuxまたはWindows搭載のxSeriesシステムを、関連のディスクストレージとともに提供する。顧客は石油、ライフサイエンス、デジタルアニメーション、金融サービスなどの業界がターゲット。膨大なスーパーコンピューティング処理能力を、事業の必要性に応じて迅速に導入でき、料金もそれに応じて支払うことが可能になると説明している。

 IBMによれば、この種処理能力への需要が増大していることに対応して、最近ポキプシーのセンターも拡大、Xeon搭載のxSeries、Opteron搭載のeServer、およびBladeCenterシステム2300台以上を導入した。センター内部およびセンター間でリソースの共有ができるよう、グリッド技術の導入も計画している。

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