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アウトソーシング、ITサービスの主力分野に

» 2004年05月19日 08時35分 公開
[ITmedia]

 調査会社米Gartnerは5月17日、アウトソーシングは今年中に世界のITサービス市場の53%を占め、2007年までには56%に拡大するとの予測を発表した。ITサービス市場の成長を担い、あらゆる規模の企業にとって一般的な慣行になったと指摘している。

 「大企業がITサービスを利用する方法としてアウトソーシングが主流になっている。アウトソーシング業界が発展を続ける一方で、アウトソーシングを検討する企業のニーズは一貫しており、基幹業務、重要な専門技術の利用、IT業務の最適化に重点が置かれている」とGartnerの調査担当副社長アリー・ヤング氏。

 アウトソーシングの付加価値を高める分野としてビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)に注目が集まっており、企業がグローバルデリバリーモデル(GDM)の導入を急ぐ中、ITサービス市場はかつてない変化のただ中にあるとGartnerは指摘。「GDMでは、企業は世界中のどこからでもITリソースを活用し、適切な時に適切な価格で適切なスキルを、リスクを抑えた形で利用できる」とヤング氏は述べている。

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