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CA、「Ingres」オープンソース化を発表

» 2004年05月25日 09時30分 公開
[ITmedia]

 米Computer Associates International(CA)は5月24日、自社のデータベースソフト「Ingres Enterprise Relational Database」を新ライセンス方式の下、オープンソースコミュニティーに公開すると発表した。

 同社がこのために採用する新ライセンス方式は「CA Trusted Open Source License」(CA-TOSL)。opensource.orgが提供するコモン・パブリック・ライセンスから派生したものだという。

 IngresをCA-TOSLの下でコミュニティーに公開することで、オープンソースデータベース界の技術革新を支援し、開発者やアプリケーションベンダーによるIngresの利用を促進することが狙い。

 独立ソフトベンダー(ISV)は、製品とともにIngresのソースコードを提供する限りにおいて、Ingresを製品に組み込むことが可能になる。CAは、CA-TOSL Ingresの有料オプションとして、サポートと免責保証を提供する。

 同社では、Ingresは異種混在環境でほかのアプリケーションやデータとのシームレスな統合が可能なため、オープンソースISVがアプリケーションの組み込み技術として採用するのに適したデータベースだと説明している。

 Ingresは90日以内にhttp://ca.com/opensourceで提供開始される。コード修正による外部からの貢献も、このサイトで受け付ける。

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