ITmedia NEWS >

BEAの「QuickSilver」、登場は来年

» 2004年05月26日 11時06分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米BEA Systemsは、WebLogicサーバソフトの次期メジャーリリースのタイミングに合わせて、顧客のサービス指向アーキテクチャ導入を支援するメッセージング製品「QuickSilver」の早期テスト版を配布する考えだ。同社幹部が5月25日明らかにした。

 QuickSilverは、BEAが米サンフランシスコで開催中のBEA eWORLD 2004でこの日発表された開発中の製品。SOAは、今回のeWORLDの主要テーマとなっている(関連記事参照)。

 QuickSilverは、Webサービス管理ツールとして機能するほか、異なるシステム間でデータを行き来させるエンタープライズサービス用バスの役割も持つ。

 BEAの最高技術責任者、スコット・ディッゼン氏によると、QuickSilverのα版は、WebLogic Platform 9.0と同時にリリースされる。

 アナリストの予測では、WebLogic Platform 9.0のβ版は年末までに登場し、正式版のリリースはその数カ月後になる見通し。従ってQuickSilverの正式リリースは2005年以降になるだろうとCurrent Analysisのアナリスト、ショーン・ウィレット氏は語っている。

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.