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サーバ市場でLinuxへの移行顕著に

» 2004年05月27日 08時46分 公開
[IDG Japan]
IDG

 調査会社Gartnerが5月25日発表した統計によると、今年1〜3月期のサーバ販売台数は世界で27.1%増の157万台となった。ユーザーがローエンドサーバとLinuxにシフトしている傾向が明白になったと同社は指摘している。

 ローエンド市場の伸びを受けて、ハード販売額の伸びは前年同期比9.3%増の118億ドルにとどまった。

 Linuxベースのサーバ販売額は57.3%の伸びを示した一方、商用UNIXサーバは2.3%減少した。

 サーバ販売額のシェアはIBMが推計30.7%で首位を維持。台数ベースではHewlett-Packard(HP)がシェア28.5%でIBMをリードしている。

 Dellは販売台数で第3位に浮上。伸び率は販売台数が38.4%、販売額が24.8%と、大手の中では最も速いペースで成長している。

 Sun Microsystemsは低価格サーバ指向のあおりを受けた格好で、出荷台数は26.5%増の7万6800台となったが、販売額は12.5%減少して12億2000万ドルとなった。

 Sunの平均サーバ販売額は昨年中に、2万2920ドルから1万5860ドルへと31%低下している。

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