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MS、インドの開発業務拡充へ

» 2004年06月03日 08時35分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftはインドでの開発業務拡充・統合に向けた動きを進めている。同社関係者と複数の筋が明らかにした。

 広報担当者によれば、インド南部のアンドラプラデシ州ハイデラバードにあるソフト開発センターの陣容を、2005年までに現在の200人から約500人に拡大する。

 今年はさらに、ハイデラバードにある別のセンターも陣容を拡大する。このセンターではMicrosoft社内のIT業務で使うアプリケーション開発を手掛けており、現在の従業員は約125人。Microsoftは今年追加予定の具体的な人員は公表していないが、情報筋によれば、さらに125人を採用するもようだという。

 「この二つの業務を、ハイデラバード近郊のマニコンダの施設1カ所に統合する」と広報担当者。

 Microsoftは昨年、マニコンダの施設用に42.5エーカーの土地を取得する覚書をアンドラプラデシ州との間で交わしたと発表。施設の建設は年末までに完了する予定だ。同社は現在、施設をリースして使っている。

 ただ、Microsoftがインドの業務を拡大するというニュースに対しては、シアトルの労働者団体Washington Alliance of Technology Workersから非難の声が上がっている。

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