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台湾メーカー、Opteron搭載の8ウェイサーバ量産へ

» 2004年06月05日 09時16分 公開
[IDG Japan]
IDG

 台湾のハードメーカーIwillは、64ビットのAMD製Opteron 800シリーズを搭載した8ウェイサーバの量産を年内に開始する計画だ。台湾で開催のCOMPUTEXで6月4日、幹部が明らかにした。

 AMDは昨年6月、8ウェイサーバ用途を念頭にOpteron 800シリーズを投入したが、これまでは4ウェイサーバでの利用が中心だった。しかしこの状況は間もなく変わると、IwillのPC部門プロダクトマーケティングマネジャー、ギャリー・リン氏は言う。

 Opteronを採用したIwillの8ウェイサーバは5Uのラックマウント型で、マザーボードを上下に2基重ね、それぞれにプロセッサ4個を搭載。最大で64GバイトのDDR、CD-ROMドライブ2基、Serial ATAのHD 8基を装備できる。

 「こうすることでコストをかなり抑えながら高性能のサーバを構築できる」とリン氏は言い、このサーバは、IntelのItanium 2を搭載したもっと高額のサーバに対抗する製品になるとの見方を示した。

 潜在顧客にはこのサーバのサンプルを提供中で、年末までには量産に入るとリン氏。Iwillは自社ブランドでの販売は計画しておらず、他社との契約に基づいて製造に当たる。価格はまだ未定。

 リン氏によればこれまでのところ、大手2社がこのサーバに関心を示しており、そのうち1社は日本、もう1社は米国のベンダーだという。

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