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AT&T、アジアと欧州でIP電話サービス試験運用へ

» 2004年06月09日 09時14分 公開
[ITmedia]

 米AT&Tは6月8日、2005年に世界規模の「VoIPテレワークサービス」を立ち上げる計画だと明らかにした。アジアと欧州で年内に、そのためのサービス実験を開始するという。

 多国籍企業を顧客に想定しており、企業はこのサービスによって、在宅もしくはホテル滞在中ながらブロードバンド接続環境にある社員に、一連の高度な通話機能を提供できるようになるという。オーストラリア、香港、シンガポール、英国で7〜9月期に試験サービスを開始する計画。

 このサービスは、同社が今年3月、米国で立ち上げた一般向けIP電話サービス「CallVantage」がベースとなる。最高10人が即座に電話会議を行えるPersonal Conferencing、電話やPCで伝言を聞き、電子メールで転送できるVoicemail wigh eFeatures、着信・発信履歴の管理などの機能を備える。

 AT&Tによると同社は現在、企業のIP電話サービス顧客として数百社を抱えている。同社のIP電話サービスを利用する企業顧客の数は、この1年で4倍に増えたという。

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