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エルピーダ、世界最大級のDRAM工場を着工

» 2004年06月10日 17時00分 公開
[ITmedia]

 エルピーダメモリは6月10日、世界最大級となるDRAM工場の建設を開始したと発表した。300ミリウエハー・85ナノメートルプロセスに対応。2005年後半からの量産開始を計画し、最大稼働時の生産能力は同ウエハー換算で月産6万枚規模となる。

photo 新工場の完成予想図

 このほど、生産子会社の広島エルピーダ(広島県東広島市)内の、既存の300ミリウエハー対応工場となる300ミリ第1棟の隣接地で着工した。建設面積約2万3000平方メートル、延べ床面積約9万10000平方メートルと300ミリ第1棟の約2倍となる。総投資額は4500−5000億円程度になる見込み。

 300ミリ第1棟の生産能力も本年度下期中に増強する計画。同棟の生産規模は現在、サーバ向けDRAMを中心に月産2万2000枚(同ウエハー換算)だが、これを同2万8000枚に引き上げる。

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