米IBMは7月13日、POWER5プロセッサを搭載したeServer p5シリーズのUNIXサーバ新製品を発表した。2ウェイの「p5-520」、4ウェイの「p5-550」、16ウェイの「p5-570」、および中小企業向けに価格を抑えた「p5-570 Express」の各モデルを投入。OSはAIX 5L V5.2、AIX 5L V5.3、Linux (RedHat、Novell SUSE)に対応している。
同社によれば、新モデルでは仮想化技術のVirtualization Engineを採用、Micro-Partitioning技術を使ってUNIXシステムとして初めて、単一のマイクロプロセッサで複数のバーチャルサーバを運用できるようになった。複数の異なるOSを同時に実行できるほか、ビジネス需要の変化に合わせ、オンデマンドでプロセッサパーティション間のバランスを1秒足らずで自動調整できるとうたっている。
HPサーバに比べてプロセッサの数は4分の1だが、Transaction Processing Performance CouncilのTPC-Cベンチマークテストの結果は上回ったとIBMは強調。WebスピードやJavaパフォーマンスといったビジネスアプリケーションでは予想以上の成績を上げ、HPとSunのサーバに比べて2〜3倍のパフォーマンスを記録したケースもあるとしている。
価格はp5-520が1万2920ドルから、p5-550が2万2100ドルから、p5-570は2万5928ドルから。8月31日に世界各国で発売される。→詳細記事
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