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花形から裏方へ――NECのPC事業を支える群馬事業所(2/3 ページ)

» 2004年07月17日 13時58分 公開
[中嶋嘉祐,ITmedia]

 群馬事業所で修理された製品の情報は、開発部隊に毎日送られ、製品開発に生かされる。昔とった杵柄で、群馬事業所から故障の多い設計個所に対して改善案を出すこともあるようだ。

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photo 従業員のスキルアップを見て、修理ライン構成を変更。1人1役のリレー方式から、1人ですべて担当するセル方式に移行した
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photo 2月に現行のフロアレイアウトに移行。修理品と部品の流れを一方向にまとめ、作業効率の改善を図った

 従業員教育、修理ライン構成・フロアレイアウトの効率化、成績優秀者への報奨制度――。さまざまな手を打って作業効率を上げた結果、従業員1人が1カ月にさばける台数は、2年前と比べてほぼ2倍の140−150台になった。教育が進んで戦力になる従業員も増え、当初は群馬・埼玉といった全国7%の地域からしか修理の申し込みを受け付けていなかったが、今では東日本ほぼ全域に当たる50%から受けている。

photo 修理エリアの変遷。現在はデスクトップPCとノートPCを合わせ、1日当たり約1000台が修理に送られてくる。夏場は高温多湿で雷の影響も受け、2割ほど増えるとか

「リフレッシュPCは通常のPCと食い合わない」

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