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無線関連が貢献。TIの利益が3倍増

» 2004年07月21日 08時46分 公開
[ITmedia]

 米Texas Instrumentsは7月20日、第2四半期(4〜6月期)決算を発表した。

 半導体事業が好調で、売上高は前年同期比39%増の32億4100万ドル、純利益は前年同期の1億2100万ドル(1株当たり7セント)から3倍以上増加し、4億4100万ドル(同25セント)となった。

 半導体部門の売上高は、同44%増。主にDSPやアナログ製品で需要が旺盛だった。ワイヤレス、高性能アナログ、DLPの分野で過去最高の売上高を記録している。

 リッチ・テンプルトン会長兼CEOは、「特にワイヤレス事業が、広範な顧客層・製品群で成長を遂げた」と語った。W-CDMA 3G携帯電話向けデジタルベースバンドモデムとアプリケーションプロセッサ分野における自社の優位性について言及し、「『OMAP 2』とデジタル・ベースバンドとを統合した初の製品となる」ワンチップLSIの開発をNTTドコモと共同発表した件を引き合いに出している(関連記事参照)。

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