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Motorola、41%の増収もスピンオフ関連経費で赤字に

» 2004年07月21日 08時46分 公開
[ITmedia]

 米Motorolaが7月20日に発表した第2四半期(4〜6月期)決算では、売上高は前年同期比41%増の87億ドルに上ったが、半導体製品部門のスピンオフ関連経費などが負担となり、最終損益は赤字に転落した。

 税引前利益は、前年同期の1億1200万ドルから8億ドルに増えた。しかし、半導体子会社Freescale Semiconductorの株式公開(IPO)に関連して8億9800万ドルの経費がかかるなど、最終的には2億300万ドル(1株当たり9セント)の純損失を計上している。前年同期は、1億1900万ドルの黒字だった。

 部門別では、パーソナル・コミュニケーション部門が好調。売上高は前年同期比67%増の39億ドルとなり、営業利益は9100万ドルから3億9400万ドルに拡大した。携帯電話の出荷台数が前年同期比で52%増えて2410万台に達し、特に南米・欧州でシェアを伸ばした。

 半導体製品部門の売上高は、同31%増の15億ドル。前年同期は1億2500万ドルの赤字だったが、黒字転換を果たして5500万ドルの営業利益を計上した。主に無線・ネットワーキング市場の製品が貢献したとしている。

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