米Microsoftは7月30日、ローカルのHDDに保存されている金融データにアクセスできなくなった「Money 2004」の一部ユーザー向けにパッチを掲載した。影響を受けたユーザーはMSN Moneyに掲載された「Money Key Wizard」を使って不具合を解消できる。1週間近く金融データにアクセスできなかったユーザーたちは、胸をなでおろしている。
Microsoftが7月25日と27日にサーバへ変更を加えたことが、今回の不具合につながった。Microsoftの認証技術Passportと、Moneyのファイル暗号化キーとの間で通信が不通になったのだ。不具合はPassportによるものではなく、HotmailなどのほかのサービスではPassportの機能は正常なままだとMicrosoftは断言している。
料金支払い、eバンキングなどのオンラインオプションを利用するMoney 2004ユーザーは、27日昼ごろから28日午前までに自分のアカウントへログインしようとすると、エラーメッセージを受け取っていた。メッセージにはサインイン名が正しくないか、正しく認証されないと表示され、パッチが提供されるまで、データにアクセスできなくなっていた。
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