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HP、四半期決算不振のサーバ部門幹部を解雇

» 2004年08月13日 08時53分 公開
[IDG Japan]
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 米Hewlett-Packardは8月12日、元サーバ部門責任者のピーター・ブラックモア氏ら、営業担当の幹部3人を解雇した。5〜7月期にサーバ部門の業績が振るわなかったことを受け、幹部陣を刷新した格好だ。

 ブラックモア氏は、昨年12月に新設された世界各国の企業や公的機関の顧客向けの直販を管轄するカスタマーソリューショングループ(CSG)執行副社長を務めていた。後任には現執行副社長兼最高マーケティング責任者のマイク・ウィンクラー氏が就任する。ウィンクラー氏は従来の職務も引き続き担当する。

 CSGのジム・ミルトン上級副社長兼南北アメリカ地区担当マネージングディレクターおよびカスパー・ローステッド上級副社長兼EMEA(欧州、中東、アジア)地区担当マネージングディレクターも解雇される。ミルトン氏の後任にはテクノロジーソリューショングループ上級副社長兼ジェネラルマネジャーのジャック・ノビア氏、ローステッド氏の後任にはイメージング・プリンティンググループEMEA地区担当上級副社長のバーナード・メリック氏が就く。

 同日に開かれた同社第2四半期(5〜7月期)決算説明会では、カーリー・フィオリーナ会長兼CEOが、エンタープライズサーバ・ストレージグループが苦戦したとコメントしている。

 フィオリーナ氏によると、予定していた新しい注文処理・サプライチェーンシステムへの移行がうまくいかず、大幅な値引きとチャネル管理のまずさで欧州での事業が打撃を受けたという。

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