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ICクレジットカード対応の駐車料金自動支払いシステム、松下など開発

» 2004年09月06日 16時30分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業など4社は9月6日、ICクレジットカードに対応したDSRC(狭域通信)駐車料金自動支払いシステムを国内で初めて開発したと発表した。ETC機器と組み合わせ、駐車場向け標準決済方式として普及を図っていく。

 共同開発したのは松下と、住友商事、ジェーシービー、三井住友カード。松下はETC機器のノウハウを提供した。

 新システムは次世代ETC/DSRC標準規格に準拠。駐車場に入る際は対応車載器にICクレジットカードを差し込むとチェックインし、出る時も自動的にチェックアウトと精算を行う。事前に駐車場に登録せずに利用できる上、標準規格に対応した車載器ならメーカーを問わずに使用可能だ。

 10月に名古屋市で開かれるITS世界会議で、実際に駐車場にシステムを設置してデモンストレーションを行う。また来年3月に開幕する「愛・地球博」会場で行うITS自動決済システム実証実験への参加を目指す。松下は万博終了後に対応車載器を発売する計画。

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