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PeopleSoftのコンウェイCEO解任、創業者が返り咲き

» 2004年10月02日 05時25分 公開
[ITmedia]

 米Oracleからの敵対的買収提案に対抗する先頭に立ってきたPeopleSoftのクレイグ・コンウェイ社長兼CEOが解任された。同社は10月1日、取締役会が同氏の解任を決議、創業者のデイブ・ダフィールド会長をCEOに任命したと発表した。

 取締役会の決定は、同社を率いるコンウェイ氏の手腕に対して信頼を失ったことによると説明。全会一致で即日解任を決議した。併せて現CFOのケビン・パーカー氏とフィル・ウィルミントン氏を共同社長に、アニール・ブスリ氏を副会長に任命している。

 CEOに返り咲いたダフィールド氏は1987年のPeopleSoft創業以来、会長、CEO、社長を兼任、その後1999年に社長とCEOの座をコンウェイ氏に譲り渡していた。復帰にあたり、「フルタイムでPeopleSoftに復帰するのはエキサイティングであり、経営上層部と共に働くことを心待ちにしている」との談話を発表している。

 Oracleの買収提案とコンウェイ氏解任との関係について、発表資料では直接触れられていないが、ジョージ・“スキップ”・バトル取締役のコメントとして、「Oracleの買収提案に関するこれまでの決定はすべて、取締役会取引委員会の全会一致の勧告に基づいてなされてきた」と指摘している。

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