米IBMは10月1日、Tivoliソフトの新版「Tivoli Monitoring for Transaction Performance 5.3」を発表した。Webベースのトランザクションについてさらに完成されたマップを提示、障害や効率が悪い部分を特定することが可能。オートノミックコンピューティングシステムが提供する「自己修復」機能の進歩を示すものだとうたっている。
発表によれば、5.3ではIT環境を通じてビジネストランザクションの流れを監視、主要トランザクションがどのシステムを使っているのかを特定して、各段階ごとに詳細なレスポンスタイムを取得できる。これは重要なトランザクション情報を把握し、システム全体でパフォーマンスのボトルネックを分析する一助になるとしている。
併せてIBMは、この新版を「Siebel 7.7」と統合する作業が完了したと発表。両社が共同で設計・開発したSiebelの「Application Response Measurement」ツールでは、ITの性能問題を特定する上での効率が向上、保有コスト削減の一助になるとともに、アプリケーション環境の管理強化とダウンタイム削減に役立つと説明している。
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