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IBM、中規模ユーザー向けPOWER5サーバ発表

» 2004年10月06日 15時12分 公開
[IDG Japan]
IDG

 IBMは10月5日、高性能・低価格のUNIXサーバと関連のセキュリティサービスを、中規模企業に向けて発表した。

 同社の発表によれば、新製品のExpressサーバにはPOWER5プロセッサを搭載し、メインフレームに近い性能を発揮しているという。

 価格はIBM eServer p5-520が3993ドルから、上位機種のIBM p5-550 Expressが7050ドルからとなっている。

 IBMシステム&テクノロジーグループの製品マーケティング担当副社長であるカール・フロンド氏は「当社は中規模企業ユーザーに対してこれまでになかったパワーと柔軟性を提供するが、顧客のITスタッフ増員や予算増をそれほど必要としない」と説明している。「今回のExpressシステムの導入は、POWER5テクノロジーがパフォーマンスと低コストをこれからも提供できるという、よい見本だ」と同氏。

 IBM eServer p5 Expressの2モデルは高度なセキュリティ/統合化機能、そしてオプションで中規模企業が少ないITスタッフと予算で複数のサーバ、アプリケーション、OS(LinuxやAIX 5Lなど)を統合することができる、仮想化機能をオプションで提供する。

 IBMはSecurity Express Portfolio Solution for eServerも発表した。このサービスは中規模顧客にセキュリティと侵入防止のためのソリューションを提供するもの。Security Express Portfolio SolutionにはVPN、メールゲートウェイ、ウイルススキャン、スパムフィルター、侵入探知、内部/外部ファイアウォールが含まれている。

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