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IBM、WebSphere 6正式発表

» 2004年10月07日 07時33分 公開
[ITmedia]

 米IBMは10月6日、アプリケーションサーバの新版「WebSphere 6」を発表した。インターネットビジネスアプリを障害から守り、金銭的損害を防ぐ新機能に主眼を置いている。

 WebSphere 6は初めてJ2EEに準拠。小規模なネットワークの不具合から停電、自然災害に至るまで、問題が起きると自動的に検出、フェイルオーバー用の別のサーバにデータを自動的にリダイレクトする。Webベースのビジネストランザクションの保護・処理には数秒しかかからないという。旧式のシステムではこうした障害からの復旧に数時間から数日かかり、金銭的損害も甚大だったとIBMは指摘している。

 このほかの新機能として、アプリケーション開発の手間を省く目的で新たに「ウィザードベースのドラッグ&ドロップ環境」を導入、アプリ開発・導入段階で共通する面倒な作業を自動化した。

 また、Webサービス標準関連では新たにWS-Security、WS-Transactionsなどの標準をサポートしている。新版は「WebSphere Application Server Version 6」と「WebSphere Application Sever Express Version 6」が用意され、いずれも年内に提供開始の見通し。

 なお、IBMの関連カンファレンス「IBM Rational Software Development Conference」が東京で7〜8日に開催。レポートを掲載する(関連リンク)

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