IBM、開発ソフトRationalの新製品発表

[ITmedia]

　米IBMは10月13日、「Atlantic」のコードネームで呼ばれていた開発ツールRationalの新製品と機能強化を発表、年末までに提供開始する計画を明らかにした。

　新しいRationalではオープンソースのEclipse 3.0が基盤となるため、ソフト開発チームの全員が開発プロセスを通して効率的に情報を共有できるようになり、生産性、品質などの向上につながるとIBMは説明している。

　新製品として、ITプロジェクト企画・管理のためのライフサイクルソリューション「Rational Portfolio Manager」、設計・開発ツール「Rational Software Architect」（ユーザー当たり5500ドル）、UML 2.0をベースとしたビジュアルモデリング・設計ツール「Rational Software Modeler」（同1795ドル）、マニュアルテストツール「Rational Manual Tester」（同1500ドル）をリリース。

　既存のツールも機能強化が図られ、「Rational Web Developer for WebSphere Software」（同1000ドル）、「Rational Application Developer for WebSphere Software」（同4,000ドル）の両製品は新たにRationalブランドで統合、Java開発の簡素化と迅速化を図っている。

　今回発表された製品は米国で12月3日から提供を開始し、31日までに全製品が出そろう予定。