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IBM、POWER5搭載のeServer最上位ラインを発表

» 2004年10月15日 19時31分 公開
[IDG Japan]
IDG

 IBMは10月15日、データセンターや大規模企業クライアントに向け、eServerシリーズのトップエンドとなるマルチプロセッサシステムを発表した。

  p5-595 およびi5-595システムはPOWER5プロセッサを最大64個まで搭載でき、p5-590は最大で32個まで。それぞれのマシンは最大250台の仮想サーバを可動させることができる。

 p5-595は1.65GHzまたは1.90GHzのPOWER5プロセッサを搭載できるが、p5-590は1.65GHzのPOWER5しか搭載できない。OSはAIX 5.2および5.3、そしてLinuxをサポートする。

 IBMによれば、新システムは現行のサーバから価格帯性能比を大幅に引き上げた。p5-595は現行の最上位モデルであるIBM eServer pSeries 690の3倍近く高速だという。p5-590は現行モデルより45%高速で、40%低価格とIBMは述べている。

 IBMによれば、このPOWER5ベースのシステムはSun MicrosystemsのUltraSPARC IVサーバ、Hewlett-PackardのPA-RISCおよびItaniumサーバの最上位機種を上回るベンチマーク結果を打ち立てているという。

 IBMは現在、世界のサーバ市場でHPとSunに出遅れているという複数の調査結果が出ている。

 IBMは現時点では新システムの詳細、価格、出荷時期については公表していない。

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