ナナオはこのほど、ホームユース向けモデルとして、動画特性と音質に優れる17/19インチ液晶ディスプレイ、「FlexScan M170」、「同M190」を発表、11月25日より順次発売する。
価格はオープンプライス、予想実売価格はFlexScan M170が7万5000円前後、M190が11万円前後。
本体カラーには、オフホワイト/ブラック/シルバーカラーをラインアップする。従来モデルの標準カラーとしていたセレーングレイに変わり、より鮮やかなオフホワイトカラーを採用、シルバーカラーについては同社通販サイト「EIZOダイレクト」のみの販売となる。
FlexScan M170/M190は、中間階調域の応答速度を改善し、残像感の少ない映像表示を行う「オーバードライブ回路」や、画面に表示されている映像の中で、最も使われている階調領域を自動的に鮮明にする「C-Booster機能」、そしてコントラスト比1000:1の液晶パネル採用により、動画表示性能を大幅に向上させたのが特徴の一つとなる。
オーバードライブ回路は、液晶画素の動作時にかける電圧を高くすることで、応答速度、特に中間階調域での応答速度を大幅に向上させるもの。このため黒→白→黒という一般的な応答速度は16msであるのに対し、中間階調域における応答速度は12msを実現することにより、特に動きの速いシーンにおいて、残像ぶれのない映像表現ができるという。
また、液晶TVやカーオーディオなどに採用されるSRS WOWサウンド技術を採用する、2ワット+2ワットステレオスピーカーを内蔵する。SRS WOWサウンド技術は、音空間情報や方向性を復元し、立体感のある音場を再現するSRS技術や重低音を再生するTruBass技術、音像を縦方向に動かすことで、音の輪郭を明確にするFOCUS技術などが融合され、臨場感のあるサウンド再生を実現するもの。
表示する画面に適した、輝度/コントラスト/色温度/ガンマ値などがプリセットされた6種のモード(Text/Picture/Movie/sRGB/Custom/WindowMovie)を備える「FineContrast」機能と、使用アプリケーションにより自動的にモードを切り替える「Auto FineContrast」機能、周囲の明るさに応じて画面の明るさを最適化する「BrightRegulator」機能などを備える。Auto FineContrast機能は、PCにインストールする付属ツール「ScreenManager Pro for LCD」により実現する。
FlexScan M170/M190の主な仕様は以下の通り。
製品名 | FlexScan M170 | FlexScan M190 |
液晶パネル | 17インチ | 19インチ |
最大解像度 | 1280×1024ドット(SXGA) | |
視野角 | 水平垂直178度 | |
輝度 | 250カンデラ/平方メートル | |
コントラスト比 | 1000:1 | |
応答速度 | 16ms(黒→白→黒)、中間階調域応答速度:12ms | |
搭載インタフェース | DVI-D×1、D-Sub×1、ステレオミニジャック入力×2、ステレオミニジャック出力×1、USBハブ(アップストリーム×1、ダウンストリーム×2) | |
スピーカー | 2ワット+2ワット(SRS WOW技術採用) | |
消費電力 | 50ワット、待機時2ワット以下 | 55ワット、待機時2ワット以下 |
カラーラインアップ | オフホワイト、ブラック、シルバー(EIZOダイレクト専用カラー) | |
主な特徴 | オーバードライブ回路、C-Booster機能、BrightRegulator機能、Auto FineContrast機能、ArkSwing2スタンド、SRS WOW技術搭載スピーカーほか | |
本体サイズ | 441(幅)×274.5-423.5(高さ)×200(奥行き)ミリ | 483(幅)×288-441(高さ)×200(奥行き)ミリ |
重量 | 約5.6キロ(スタンド含む) | 約7.1キロ(スタンド含む) |
発売 | 2004年11月25日 | 2004年12月2日 |
価格 | オープンプライス(予想実売価格:7万5000円) | オープンプライス(予想実売価格11万円前後) |
また仕様は同じく、PCリサイクルマーク非対応とし、DVIケーブルを付属しない法人向けモデル、「FlexScan L578」、「同L778」も同時発売する。価格は17インチモデルのL578が7万2000円、19インチモデルのL778が10万7000円。
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