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AMDと富士通合弁のSpansion、フラッシュメモリ新製品発表

» 2004年11月03日 09時25分 公開
[ITmedia]

 米AMDと富士通の合弁会社Spansionは11月2日、世界最高密度をうたったNOR型フラッシュメモリ「S29GL512N」の提供開始を発表、業界で最も幅広い1〜512MビットのNOR型フラッシュメモリ量産に入ったと表明した。これら製品はすべて、同社の独自技術MirrorBitが基盤となる。

 さらに、SPIインタフェースを備えたフラッシュメモリの新シリーズ「Spansion FL」も同時発表。こちらもMirrorBit技術を活用し、SPIの採用によってフラッシュ対応の家電、PC周辺機器、車載端末などのコスト削減とシステムデザイン簡素化を図っている。

 MirrorBit技術はSpansion製品を通じて幅広い組み込みアプリケーションで革新性やコスト削減などの恩恵をもたらすものだと同社は説明。低密度のアプリケーション用にはSPIを採用したSpansion FLシリーズ、高密度アプリケーションでは最大512MビットのGL-Nシリーズ製品で、優れた品質とパフォーマンスを発揮できると述べている。

 S29GL512NはAMDと富士通からサンプルを提供中。Spansion FLはまず1〜16Mビットの製品を投入し、来年半ばには64Mビットの製品を出荷予定。1万個ロット時の価格は1/2/4/16Mビットの製品がそれぞれ0.55/0.65/0.85/1.45ドルとなっている。

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