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情報処理推進機構がSunのJava Desktop System採用

» 2004年11月11日 07時56分 公開
[ITmedia]

 Sun Microsystemsは11月10日、情報処理推進機構(IPA)が組織する教育機関向けのオープンソースソフト実証プログラム用プラットフォームとして、同社のデスクトップソフト「Java Desktop System」が選定されたと発表した。

 Java Desktop SystemはLinuxとデスクトップアプリケーション、開発ツール、システム管理ツール、サポートサービスを組み合わせた企業向けの統合デスクトップ環境。教育機関向けにはデスクトップ当たり年間25ドルで提供されている。

 Sunは日本側と緊密に協力して、代替デスクトップ環境としてのJava Desktop Systemの有効性をアピールしていく方針。今回この製品が選ばれたことにより、日本でオープンデスクトップ環境のさらなる普及促進が期待できると指摘している。

 IPAを所管する経済産業省はSunの発表資料に「このようなプロジェクトを皮切りとしてオープンソースソフトがもっと浸透するようになれば、日本でオープンソースコミュニティが活性化され、ITの選択肢が一層拡大されると確信している」との談話を寄せている。

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