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コニカミノルタ中間、デジカメ価格下落が響く

» 2004年11月11日 18時31分 公開
[ITmedia]

 コニカミノルタホールディングスが11月11日発表した4−9月中間期連結決算は、前年同期の旧コニカと旧ミノルタの単純合算に比べ減収減益となった。デジタルカメラの価格下落ペースが厳しく、カメラ事業の収益性改善へ構造改革を急ぐ。

 デジカメ事業では、8月に発売した「DiMAGE 50」「DiMAGE Z3」といった高付加価値製品は好調だったが、需要の一巡と価格競争の激化で収益性が悪化。前期から持ち越した旧製品の在庫処理コストで赤字を計上した。今後は、規模の拡大から収益重視の方向に転換し、販売機種数を絞り込む方針。デジカメ向けレンズユニットも、需要の急速な鈍化で前年同期を下回った。

 企業向けプリンタ事業やカメラ付き携帯電話向けレンズは好調だった。

 売上高は5351億1500万円(前年同期の2社単純合算比1.2%減)、営業利益は325億2400万円(同18.7%減)、経常利益は281億6600万円(同1.0%減)、純利益は82億円(同46.0%減)

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