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MS、Windows Update Services公開βをリリース

» 2004年11月17日 07時09分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは11月16日、デンマーク・コペンハーゲンで開催のIT Forum 04で、インフラ管理業務の簡素化と自動化を目指す同社の長期戦略「Dynamic Systems Initiative」(DSI)関連の製品発表を行った。ソフトアップデート管理サービス「Windows Update Services」はパブリックβをリリース。このほか各種システム管理ツール・リソースなど、最新のWindows Server System製品を発表している。

 Windows Update ServicesはMicrosoftからのソフトアップデート導入、管理、自動化を容易にし、Windowsのセキュリティ強化を図るためのサービス。β版は同社サイトからダウンロードできる。

 システム管理ツールではこのほか、Windows Server Systemのイベント/パフォーマンス管理ツール「Operations Manager (MOM) 2005」と、ソフトのテスト・導入/サーバ統合/レガシーアプリケーションの移行を支援する「Virtual Server 2005」「Virtual Server 2005 Migration Toolkit」を各国で提供開始。

 また、新ツールの「Solution Accelerator Business Desktop Deployment」は、デスクトップの導入やライフサイクル管理に関連した複雑さを解消してコスト削減を図る。デスクトップ当たり平均100ドル以下でWindows XPとOffice 2003を導入できるようになり、最大で250ドルの削減が可能だとしている。

 ビル・ゲイツ会長は「The Magic of Software」と題した基調講演でDSI構想について説明。この一環としてActive Directoryや「Microsoft Identity Integration Server」 (MIIS)が果たす役割について解説したほか、Axaltoが開発した.NETベースの新しいスマートカードを紹介している。(→関連記事)

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