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富士通とIBM、自律型コンピューティング技術を標準化

» 2004年11月30日 14時13分 公開
[ITmedia]

 富士通と米IBMは11月30日、自律型(オートノミック)コンピューティング技術の標準化で協業することに合意したと発表した。異なるベンダー間のシステムでも自律運用できるようにし、自律型システムの普及を進めるのがねらい。

 システム上で発生した故障や稼働状況、負荷などの情報を同じ形式で記録し、標準化する。具体的には、IBMがOASISに提案した「WSDM」(Web Service Distributed Management)の標準化を両社で推進する。

 このシステム情報を元に、ハードとソフトに必要な処理を指示する技術も標準化。マルチベンダー環境でも、各社の製品に対し自律的に対応可能になる。両社共同で仕様ドラフトを策定し、早期に標準化団体に提案する予定。また、一度の操作で複数サーバにソフトを導入できる統合インストレーションなどの技術も標準化を進める。

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