オープンソースベンダーのJBossは12月13日、ミドルウェアソフトのスタックを正式発表する。IBMやBEA、Oracleなどが販売している製品との競争力を高める狙い。
「JBoss Enterprise Middleware System」 (JEMS)は多数のオープンソースプロジェクトで構成され、同社はこれを一つのソフト製品としてまとめる計画。JEMSは既にJBoss.comのWebサイトに掲載されており、JBossアプリケーションサーバ、開発環境、ポータルソフト、ビジネスプロセス管理エンジンが含まれる。また、Apache Software FoundationのTomcatサーブレットエンジンも組み込んでいる。
JBossの戦略/開発担当副社長ボブ・ビケット氏によれば、同ソフトはミドルウェアの提供に関して新しいアプローチを取っている。これは、オープンソースでフリーにダウンロードできるという点に加え、それぞれ別個の「緩い組み合わせの」プロジェクトで構成されていることによる。これらコンポーネントは共同でも、個別のアプリケーションとしても実行できる。
13日には製品のロードマップ、ビジネスモデル、そしてJEMS自体についてもっと詳しい情報を公表すると、ビケット氏は話している。
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