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Q3国内レーザープリンタ市場、全体減もカラーは成長

» 2004年12月13日 16時17分 公開
[ITmedia]

 IDC Japanはこのほど、2004年第3四半期(7〜9月期)における国内企業向けプリンタ市場の実績を発表した。カラーとモノクロをあわせたレーザープリンタ全体の出荷台数は26万6000台で、前年同期比2.8%の減少となった。前年同期に始まったリプレース需要が一巡しつつあることを示すものと、同社は分析している。

 一方、カラーレーザープリンタのみの出荷台数は、前年同期比24.6%増の6万5000台。レーザープリンタ全体に占めるカラーレーザープリンタの出荷台数比は24.5%で、前年同期から5.4ポイント上昇した。

 ベンダー各社はカラーレーザープリンタに関して、導入コストを既存のモノクロレーザープリンタに近づける努力を続けており、モノクロレーザープリンタの置き換えをユーザー企業に促しているほか、企業内においても顧客向け文書を中心とするカラー化の需要増があり、それらの要因からカラーレーザープリンタの出荷台数が高い伸びを示し続けていると、同社は分析している。

 同社アナリストの坂田信之氏によれば、「カラーレーザープリンタは2002年から高い伸びを示し続けており、2005年第1四半期には8万台を超える出荷が見込まれる」という。

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