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JBoss、ミドルウェアシステムJEMSを正式発表

» 2004年12月14日 08時44分 公開
[ITmedia]

 米JBossは12月13日、オープンソースのミドルウェアシステム「JBoss Enterprise Middleware System」 (JEMS)を正式発表した。プロプライエタリベンダーやオープンソースの主要技術にプラグ&プレイ対応できる設計になっており、エンドユーザーの柔軟性向上と選択肢拡大につながるとうたっている。

 これまで企業は特定ベンダーのミドルウェアスタックに閉じ込められており、入れ替えにはコストがかさむものだったとJBossは指摘。これに対してJEMSでは顧客がソフトライセンス料ゼロで、最先端の技術コンポーネントを組み合わせて自社のビジネスインフラを構築できると説明している。

 JEMSアーキテクチャでは、プラグ&プレイのオープンソース技術としてJ2EE準拠のオープンソースアプリケーションサーバ「JBoss Application Server」のほか、Hibernate、Tomcat、JBoss jBPM、JBoss IDE、JBoss Cache、JGroups、JBoss Portalを提供している。今後新たなオープンソースミドルウェアを追加してJEMSスタックの拡大を図る方針。

 JBossではJEMSのサポートサービスを用意。アプリケーションライフサイクルのあらゆる段階に対応したサポート、コンサルティング、トレーニングを提供する。

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