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脆弱性検査ソフトメーカー、1000万ドルを調達

» 2004年12月22日 14時42分 公開
[IDG Japan]
IDG

 企業がアプリケーションの量産に入る前に、そのコードの安全性を確認できるソフトを提供するOunce Labsが12月21日、2度目の投資ラウンドで1000万ドルの資金を調達したことを明らかにした。

 米マサチューセッツ州ウォルサムに本拠を置く同社は、この資金を使って「Prexis」の販売・マーケティングを拡大する計画だとしている。PrexisはJava、JavaServer Pages、C、C++で書かれたソースコードを分析するソフト。Windows、Linux、Solarisの開発プラットフォームと、WindowsとLinuxのランタイム環境に対応する。このソフトは、ソフトのどの部分が攻撃に弱いのかと、必要な場合にはその修正の方法を示してくれる。

 Ounce Labsは2002年に設立され、6月からソフトを販売している。導入実績は20件あまり。

 2回目の投資ラウンドで資金を提供したのは、BlueStream Ventures、Commonwealth Capital Ventures、Greylock Management。最後の2つの企業は、2月に行われた最初の投資ラウンドで、Ounce Labsに合わせて600万ドルを投じている。

 Ounce Labsを率いるのは社長兼CEO(最高経営責任者)のジャック・ダナヒー氏。同氏は以前コンテンツ保護ソフトメーカーのQiave Technologiesを創設したが、この会社は2000年にWatchGuard Technologiesに買収された。Ounce Labsのエンジニアリング担当ディレクターとマーケティングディレクターも、元Qiaveのスタッフだ。

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