企業向けのスパム・ウイルス対策サービスを提供しているSophosのまとめによれば、今年1年間で送信されたスパムのうち、4割以上は米国が発信源となっていた。
Sophosでは世界各国で、おとりとなるハニーポットで受信したスパムメールの出所を調査。その結果、米国が発信源となっているスパムが42.11%と圧倒的に多かった。次いで2位は韓国の13.43%、3位は中国・香港の8.44%。日本も2.57%で6位に入っている。
米国に次いで韓国が多いのはブロードバンド普及率の高さによるものだとSophosは指摘。ブロードバンド接続を利用しているホームユーザーのコンピュータをスパマーがリモートからハッキングして使っているケースも多く、世界のスパムのうち40%以上は不正侵入されたコンピュータを経由しているという。ほとんどの場合、ユーザーは自分のコンピュータが悪用されていることに気付いておらず、Sophosでは、スパムで宣伝している商品は購入せず、総合的なスパム対策を導入した方がいいとアドバイスしている。
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