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Windows Media DRMを悪用したトロイの木馬が登場

» 2005年01月12日 11時44分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のPanda Softwareは1月10日、2種類のトロイの木馬について警告した。Trj/WmvDownloader.AとTrj/WmvDownloader.BはMicrosoftのWindows Media PlayerのDRM(デジタル権利管理)機能を利用してスパイウェア、アドウェア、ダイヤラー、ウイルスなどをインストールするという。

 これらのファイルはP2Pネットワークを通じ、ビデオファイルとして流通している。Windows Media DRMを悪用し、ユーザーが再生しようとするとライセンスを取得するようにみせかけて、不正なWebサイトにアクセスさせてさまざまなプログラム、ウイルスをダウンロードさせる。

 ファイル名にはさまざまな名前が使われており、KaZaAやeMuleなどのP2Pネットワークで流通しているが、FTPやフロッピーディスクなどの経路でも流れてくる可能性があると、Pandaでは警告している。

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