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MSがウイルス駆除ツールを公開、定義更新はWindows Updateで

» 2005年01月12日 16時29分 公開
[ITmedia]

 Microsoftは1月12日、無償のウイルス駆除ツール「Malicious Software Removal Tool」の公開を開始した。

 Malicious Software Removal Toolは、Windows Server 2003およびWindows XP/2000に対応し、PC上の主だったウイルスやワーム、トロイの木馬を検出、削除するツールだ。スパイウェア対策ソフトのβ版が公開された際に、リリースが予告されていた。

 ウイルス検出に用いる定義ファイルは、月例パッチと同じく、毎月第2火曜日(米国時間)に更新される。Windows XP版については、Windows Updateを通じて自動更新が可能だ。Windows Server 2003やWindows 2000については、当面の間、同ツールのWebページにアクセスし、手動で更新することになる。

 同社の説明によれば、提供されるウイルス定義ファイルは主だったウイルスのみを対象としており、更新は基本的に月に1回のペースとなるため、最新のウイルスに対応できるわけではない。また、感染を予防する機能までは備えておらず、感染してしまったPCから悪意あるソフトウェアを駆除する役割を担う。したがって、あくまで既存のウイルス対策ソフトを補完する位置付けになるという。

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