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「HPがフィオリーナCEOの職権分散検討」の報道、HPは否定

» 2005年01月25日 08時12分 公開
[IDG Japan]
IDG

 1月24日の報道によれば、米Hewlett-Packard(HP)の取締役会は、カーリー・フィオリーナCEOの職務権限の一部をほかの幹部に分散させる計画について検討中だ。これは同社の業績にバラつきがあることに対する取締役会の不満が一因だと伝えられている。

 フィオリーナ氏の更迭よりは上級幹部の権限を強めた方が、顧客の要求に対してHPがさらに迅速に反応できるようになり、Dellなどの競合相手との対抗姿勢が強まるというのが取締役会の考え方だと、Wall Street Journal紙は報じている。同紙の記事では情報源の氏名は明かさず、「状況に詳しい関係者」とのみ記している。

 この報道についてHPは24日に談話を発表、それ以上のコメントは差し控えた。「取締役会では受託者責任に沿ってさまざまな議題を討議しており、こうした討議についての憶測はどんなものであれ、純粋な憶測にすぎない。最近の取締役会で構造改革について論議したのは事実だが、それは1月14日に発表した通りだ。近い将来、上層部の変更は予定していない」。HPの広報担当副社長、ロバート・シャービン氏はこう述べている。

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