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Windows版Eudoraに深刻なセキュリティホール

» 2005年02月03日 20時55分 公開
[ITmedia]

 NGSSoftwareは2月2日、メールソフト「Eudora」のWindows版に任意のコードを実行される恐れもあるセキュリティホールが存在することを明らかにし、最新版へのアップグレードを呼びかけた。

 このセキュリティホールはWindows版Eudora 6.2.0以前に存在する。Eudoraでは問題を修正したバージョン6.2.1へのアップグレードを呼びかけている。Macintosh版には影響はない。なお、日本語版の販売元であるライブドアのWebページには、2月3日20時時点ではまだ、この問題に関する情報は掲載されていない。

 NGSSoftwareによれば、2種類の方法で脆弱性の悪用が可能という。1つは、細工を施したメールをプレビュー、あるいは開いた場合。もう1つは、同じく細工を施したステーショナリー(定型文書)ファイルやメールボックスを開いた場合で、Eudoraがクラッシュしたり、任意のコードを実行されてしまう可能性がある。

 NGSSoftwareはこれまで同様、同社の脆弱性公開ポリシーにしたがってそれ以上の情報は明らかにしていない。詳細は3カ月後の5月2日に公にされる予定だ。

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