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MS、CRMの新版リリースをさらに延期

» 2005年02月11日 09時57分 公開
[IDG Japan]
IDG

 出荷を遅らせることで有名なMicrosoftが、既に大幅にずれ込んでいるアップデート版「CRM 2.0」のリリースをまた延期した。Microsoftは2月10日、同ソフトの機能セットを拡張予定で、メーカー向けリリース(RTM)は今年10〜12月期までずれ込む見通しだと語った。

 この1週間前に同社は、PeopleSoft元幹部のブラッド・ウィルソン氏をCRM製品担当の新しいジェネラルマネジャーに据えている。出荷延期は意外なことではないとパートナー各社。CRM 2.0は当初2004年中のリリースが計画されていたが、Microsoftはこの予定を延期、直近では今年半ばになると話していた。ただ、同ソフトにかかわっている関係者は、この期限に間に合わないのは明らかだと指摘していた。

 Microsoftはこれまで2.0に盛り込まれる新機能について固く口を閉ざしていたが、2月10日、同CRMスイートのすべての部分でプロセスワークフローの強化を計画していることを明らかにした。これにはマーケティング/サービス自動化の新機能、導入プロセス簡素化、ほかのアプリケーション/データソースと統合しやすくするためのコンポーネントサービスが含まれる。

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