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IBM、X3アーキテクチャに基づく次世代Xeonサーバを発表へ

» 2005年02月22日 17時54分 公開
[IDG Japan]
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 米IBMは2月22日、新しいコンピュータシステムアーキテクチャとチップセットを披露する計画だ。これは同社のxSeriesサーバ次世代機の基礎部分となる。

 IBMはこの新技術をベースにした最初のサーバとして、4プロセッサシステムのxSeries 366(x366)を、今後数カ月以内に出荷開始する計画だ。

 IBMのメインフレームとスーパーコンピュータで使われたX3アーキテクチャを採用し、多数のIntel Xeonプロセッサをサーバに使用してパフォーマンスを改善する。2001年に導入したEnterprise X-Architectureから3年の開発期間をかけたという。

 IBMによれば、X3の開発には1億ドル以上の開発費が投じられている。同社が将来発表するXeon 4プロセッサ以上のシステムには、このアーキテクチャを利用するという。

 同社はXA-64e(コードネーム:Hurricane)も発表する。これはX3アーキテクチャ向けに設計されたもの。これらのコンポーネントを使い、IBMは最大で32基のプロセッサを使ったサーバを構築することができるとしている。

 X3システムの最初の製品となるx366は4ウェイのサーバで、Cranfordというコードネームで呼ばれるエントリーレベルXeon MPプロセッサをベースにする予定。Cranfordとx366は今後90日以内に出荷される見込み。IBMによれば、価格は出荷時に発表されるという。

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