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MS、企業向けのコミュニケーション新製品を発表

» 2005年03月09日 09時02分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftのビル・ゲイツ会長は3月8日、世界各国の複数の会場を結んだ国際Webカンファレンスで、企業向けのリアルタイムコラボレーション製品導入計画を披露した。

 これら製品では同僚や顧客、パートナーとの間でリアルタイムに効率的なコミュニケーションが取れるよう、通信手段の統合を図る。プレゼンス機能を全ソフトアプリケーションに組み込み、電子メール、電話、インスタントメッセージング(IM)、ショートメッセージサービス(SMS)、ビデオ会議、Web会議などの通信手段を統合し、各手段の間でシームレスに切り替えられるようにする。

 具体的にはOffice Systemシリーズの新製品として、リアルタイムコラボレーション製品3種類をリリースする。このうち「Microsoft Office Communicator 2005」(コードネームIstanbul)はOffice Live Communications Server 2005向けのクライアント。IM、音声、ビデオ通信や電話会議、Web会議などの機能を単一のアプリケーションに集約、PCと電話の統合も実現する。向こう3カ月以内に製造工程向けリリース予定。

 「Microsoft Office Live Communications Server 2005 Service Pack」は、同社のリアルタイムコミュニケーションプラットフォームのアップデート。Communicatorのサポート、スピム(IM経由のスパム)対策強化、MSN、AOL、Yahoo!のIMネットワークに接続できるエンタープライズIM機能が盛り込まれる。4月にリリース予定で、現在の顧客は無償でダウンロードできる。

 Web会議サービスのメジャーアップデートとなる「Microsoft Office Live Meeting 2005」では、日本語など新たに7言語のバージョンが登場予定。主要電話会議サービス提供企業のサービスを操作できる機能が加わるほか、OfficeアプリケーションからLive Meetingのセッションを利用できるようになる。3月11日に顧客向けに提供開始され、Standard版とProfessional版を販売する。

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