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スパイウェア対策ツールは効果なし?

» 2005年03月16日 09時33分 公開
[ITmedia]

 企業のIT担当者の大半は、デスクトップ用のスパイウェア対策ツールは役に立たないと考えている――。米Blue Coat Systemsが3月14日発表した調査結果でこう指摘した。

 Blue Coat Systemsは従業員のネット利用を監視するプロキシアプライアンスの提供企業。デスクトップ用のスパイウェア対策ツールを利用したことがある各国の企業のIT担当者339人を対象に、2月に調査を実施した。利用されていたのはCA、Kaspersky、Lavasoft、McAfee、Microsoft、Spybot、Symantec、Webrootといった各社の製品。

 調査では84%が、スパイウェア問題は3カ月前と同様または悪化したと回答。改善されていると答えたのは16%のみだった。

 自社のネットワークをスパイウェアから守る上で、現在のデスクトップ用ソフトでは役に立たないとの回答は72%に上ったという。

 「スパイウェアは間もなくウイルスよりも大きな脅威となるだろう。これは利益を目的として、ベンチャーキャピタルの支援を受けており、作成も容易だからだ」。Blue Coatのマーケティング担当副社長、スティーブ・ムラニー氏はこう解説している。

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