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MSの企業向け新パッチ管理ツールがリリース候補に

» 2005年03月23日 08時49分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftの未来のパッチ管理ツールの基盤完成に向け、3月22日、2つの進展があった。これには無償ソフトや本格的なライセンス型管理プラットフォームが含まれる。

 その1つとして、「Windows Server Update Services」(WSUS)のリリース候補を公開。従来までこれは「Windows Update Services」(WUS)の名称で呼ばれていた。

 リリース候補はβプロセスにおいてソフト出荷前の最終段階となる。WSUS(Microsoftでは略してUpdate Servicesと呼んでいる)は無償のサーバ製品で、企業が社内で導入してMicrosoftからパッチをダウンロード、WUSクライアントを実行しているデスクトップとサーバにそのパッチを配布できる。

 2つ目として同日、「Microsoft Update」のβプログラムがリリースされた。これはWebベースでパッチをダウンロードできる公開サイトで、現在のWindows Updateの後継となる。Microsoft Updateでは、Windowsだけでなく幅広いMicrosoftソフトのパッチを提供。WSUSおよびWindows XPのアップデート機能であるAutomatic Updatesの両方と連携できる。

 これらWSUS(Windows 2000/2003サーバとXPクライアントのみで実行可能)とMUはいずれも昨年5月に出荷されるはずだったが、何度も予定が延期されている。

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