米Blinkxは4月4日(米国時間)、PC検索ソフトの最新版を発表する予定だ。このソフトはユーザーのHDDの検索結果とインターネットの検索結果を1つの検索結果一覧に表示する。
ユーザーは情報を検索するときにPCとインターネットを別個の情報源として見ないため、1つの一覧で検索結果を提供することは重要だとBlinkxの創設者CTO(最高技術責任者)スランガ・チャンドラティレク氏は語る。
最新版の「Blinkx 3.0」はセキュリティが強化され、文書プレビュー機能を備えるとともに、Lotus Notesのメールと添付ファイルなどこれまでにないファイルをインデックス化できると同氏は説明する。この製品は200種類を超えるファイルフォーマットを認識する。
セキュリティの強化は、Windowsセキュリティプロファイルをサポートする形で提供される。この新版は、複数のユーザーがPCを使っているかどうかを検知し、文書を別々にインデックス化し、適切なユーザーにアクセスを制限する。
また、検索結果上に文書のプレビューをポップアップ表示する機能もある。
Blinkxは昨年7月にバージョン1.0が立ち上げられ、その後11月にバージョン2.0が登場した。チャンドラティレク氏によると、100万人を超えるユーザーがBlinkxソフトを使っているという。
Blinkxの検索技術はキーワードベースのクエリーに依存する代わりに、ユーザーの画面を読んで、その情報に基づいてPCやインターネットの文書にフラグを付けることから関心を集めている。この技術はバックグラウンドで動作し、ユーザーによる指示を受けた場合に検索結果を表示する。
Blinkxはデスクトップ検索ソフトのほか、オーディオ、ビデオコンテンツのインデックスを目玉にした検索エンジンを自社サイトで提供している。この検索エンジンでは、ユーザーがラジオやテレビクリップを検索して再生できる。
Blinkx 3.0はここから無料でダウンロードできる。
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