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シャープ、C言語LSI設計システムを東大に供与

» 2005年04月12日 20時56分 公開
[ITmedia]

 シャープは4月12日、独自のシステムLSI設計システムを東京大学大規模集積システム設計教育研究センター(VDEC)にライセンス供与すると発表した。専用言語を使わずにC言語による設計が可能で、最新の設計手法の提供で技術者育成と研究に協力する。

 シャープのシステムは「Bach」(バッハ)。汎用プログラミング言語のC言語による回路開発は、専用言語(HDL)に比べ設計期間を短縮できる手法として注目されている。

 VDECは国内大学と工業高専のLSI設計教育を充実させるため、全国共同利用施設として1996年に設立。VDECに参加する大学など約150機関がBachを利用できる。

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