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Linspire 5、ローカライズ版立ち上げへ

» 2005年04月19日 12時27分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Linspire(旧称Lindows)が「Linspire 5」を立ち上げ、手頃な価格で使いやすいLinuxデスクトップとして売り込んでいる。

 Debianベースの同ソフトは米国では先般からダウンロード提供されているが、同社と欧州のディストリビューターQuestarは現在ローカライズ版を立ち上げようとしているところだ。

 バージョン5はオフィススイート、インラインスペルチェック、Linspireが「ワンクリックWeb検索」と呼ぶ機能といったインターネット機能などを備え、2000種のアプリケーションを擁するLinspireの強力なライブラリへのアクセスも提供する。ユーザーはこのライブラリからマウスのクリック1回で自動的にソフトをダウンロードし、インストールできる。

 このほか同OSにはVPN、構成済みファイアウォール、ハードウェアサポートの向上、最新のユーザーインタフェースなどが含まれている。Linspireはまた、Wi-Fiプロファイル、新しいワイヤレスコントロールパネル、アクセスポイント検出など、モバイルユーザーのサポートも向上したと主張している。

 同社CEO(最高経営責任者)のマイケル・ロバートソン氏は、同社はデスクトップソフトの販売で手一杯ではあるが、ワンクリックアクセスシステム「Click N Run(CNR)」のネットワーク管理者向けバージョンを年内に立ち上げる予定だとしている。また、インストール自動化など、ユーザーのソフトスイートのリモート操作も提供する。現時点ではLinspireの64ビット版は計画していないと同氏は言い添えた。

 LinspireのインストールCDはLive CDで、ユーザーは同OSをHDDに格納しなくても実行できる。これは、Knoppixなどが先駆けとなった手法だ。

 Linspire 5はCNRサービスの1年間のサブスクリプション費用込みで49.99ポンド(95米ドル)。

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